<はじめに>
まだまだ寒い季節が続きますが、これから暖かくなるにつれて結婚式を挙げるカップルが増えてくるのではないでしょうか。一年を通じて結婚式が多い時期は、10月〜11月の暑さが落ち着いてきた時期なのですが、結婚式のムービー撮影を専門とする当社としては、一番のおすすめは5月〜6月です。
この時期は当然、春先の暖かいシーズンであること、「ジューンブライド」に憧れを抱いている人が多いことから人気のシーズンではあるのですが、この時期をおすすめする一番の理由は「前撮りムービー」にあります。なぜ、前撮りムービーはこの時期がおすすめなのか、今回は「結婚式ムービー」のプロである当社から、その理由をお伝えしましょう。
前撮りムービーは4月〜5月がベストシーズン
結婚式の前撮りムービーや写真を撮ろうと思っていますか?
もしも「考えていない」のであれば、ぜひ検討してもらいたいサービスの1つです。
結婚式当日は、式の進行もあったり、ゲストとの撮影もあったりと、新郎新婦はもちろん、我々カメラマンも落ち着いて撮影を行うことができません。当然、結婚式当日には、特別な日にしか見ることのできない、特別な表情を写すことができるのですが、せっかくの綺麗な衣装とメイクは、やはりしっかりと写真や映像に残しておくことをおすすめします。
このムービーや写真は、披露宴当日のオープニングムービーとして使用するなど、二次会などで流すこともできます。この前撮りムービーは、春先の4月〜5月が撮影のベストシーズンだと言えます。前撮りムービーは、納期も考えて披露宴当日の大体1ヶ月前に撮影することが一般的です。そのため、前撮りムービーをベストシーズンの4月〜5月に撮影するのであれば、結婚式は遅くても6月を予定したほうがいいでしょう。
なぜ春先の4月〜5月がベストシーズンなのかと言うと、それは気候の問題が挙げられます。前撮りムービーは外で撮影するケースがほとんどです。この時、4月〜5月の気候は暑すぎず寒すぎずちょうど良い気候なのです。
他の季節と比べてなぜ春先がおすすめなのか?
4月〜5月の春先が前撮りムービーのベストシーズンなのは、何も気候の問題だけではありません。なぜこのシーズンをおすすめするのか。他の季節と比較してご紹介していきましょう。
夏(6月〜8月)
・梅雨の時期にあたるので、天候によっては外での撮影が難しい
・気温が高いので、和装の場合長時間の撮影はできない
・暑いのでメイクが取れやすい
・日差しが強いので露出度の高いドレスだと日焼けが心配
・虫が多い
夏の撮影は、和装、ドレス問わずかなり条件は厳しいものがあります。我々も経験したことはありますが、夏の気候と日差しのもとで長時間の撮影はできません。また、衣装によっては基本的に汗をかいている状態になってしまうので、見栄えという点でもあまりおすすめはできません。衣装を用意せず、普段着での撮影で汗も気にしないというのならば、撮影できる場所も多く、表情も明るくなりやすい季節なので、そういうカップルにはおすすめです。
秋(9月〜11月)
・まだまだ残暑が厳しいので夏とあまり変わらない
・紅葉のシーズンはおすすめできるがシーズンが短いので希望の時期に撮れるとは限らない
・紅葉シーズンが過ぎてしまうと枯れ葉になってしまいさみしい
秋も時期としては悪くありませんが、春先に比べると紅葉の時期が短いのでどうしてもそこに撮影が集中してしまいます。少しでも時期を逃してしまうと枯葉になってしまうのでそうなると屋外での撮影が一気に寒々しくなってしまいます。
9月は、まだまだ残暑が厳しく、台風なども多いことから予定が立てにくいというデメリットもあります。一方で、10月に関しては比較的気候が安定しており、この時期に撮影できるのであれば決して悪くはありません。
しかし、10月は結婚式場が一番忙しいシーズンであることから、なかなか予定通りに撮影スケジュールが組めるかどうかは微妙なところです。
冬(12月〜3月)
・寒いので屋外での撮影は難しい
・表情が強張ってしまう
・風景が寒々しいのでそもそも屋外で撮影するメリットがあまりない
冬に前撮りムービーを行う場合、特に屋外で撮影するメリットがあまり見当たりません。室内での撮影がメインとなるので、そういう意味では決して前撮りムービーを撮影する時期として可もなく不可もなくというところでしょうか。
衣装をたくさん着て前撮りをしたいという人には、控え室がすぐ近くにあるため、より撮影の時間を確保できたり、撮影機材が整ったスタジオなどで撮影すればちょっとしたモデル気分を味わえるでしょう。結婚式の前撮りムービーである必要があるかと聞かれると微妙なところですが…。
春(4月〜5月)
・暖かいので外での衣装が楽
・桜の季節は和装とのバランスが抜群
・ホワイトのドレスと新緑はとても映える
・花粉症の人には厳しい
ベストシーズンである春先のデメリットは、花粉症の人は外での撮影がツライということだけでしょう。暖かくなり始めた春先には、様々な植物も花を咲かせます。日本の春の代名詞である桜や菜の花、ウェディングドレスとの相性バッチリのチューリップなど、結婚式を演出できる自然の風景がたくさんあります。
我々カメラマンとしても、腕の見せ所になるので楽しんで撮影できるという裏事情もあります(笑)。和装でもドレスでも、衣装を選ばずにどちらでも撮影しやすい時期は、春先しかないと断言できます。結婚式当日にドレスしか着ないという場合は、前撮りで和装を選ぶ人も多いですし、その逆も然りです。本番では着ることがない衣装でより綺麗に映える時期である4月〜5月は、間違いなく前撮りムービーのベストシーズンだと言えるでしょう。
<まとめ>
結婚式の前撮りムービーのベストシーズンが4月〜5月である理由をご紹介しました。残暑が厳しい場合、和装での前撮りはかなり大変なものだと思ったほうが良いでしょう。前撮りムービーを検討しているのであれば、ぜひベストシーズンを意識して、日程を考慮してみることをおすすめします。